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カテゴリー「野球界改革・プロ野球機構改革」の記事

2009年9月21日 (月)

再掲示・2009ドラフト候補逸材図鑑・巨人清武代表特別寄稿・未来の人材育成

2009ドラフト候補逸材図鑑・巨人清武代表特別寄稿・団野村氏が画策するように高校生まで流出するようになれば日本のプロ球団だけでなく高校野球、大学球界、社会人野球まで大リーグの人材供給源になり魅力を失う。やがて球団消滅、球界縮小につながる。


田澤問題がもう一つ提起しているのは、プロ野球界には若手育成システムが欠けているということである。
プロ球団は、人材育成を高校や大学球界、社会人に委ねてきた。アマチュア野球球界はプロのマイナー組織のようなものと明言する球団幹部もいる。だから自分たちの育成組織と受け止めていた社会人野球が大リーグに侵略されると震え上がる。自分たちのマイナー組織、人材供給源を侵された。

育成された人材を受け入れるのはなく、自前で育て上げる。将来的には中学生や高校生を集めて自前の育成組織を作る検討をしなければならない。そうした未来がなければNPBはいつまでも海外流出に怯え続ける。

一花コメント・中学生くらいから、英才教育の必要性、プロの下部組織作りは、従来から私も主張してきました。いよいよプロ球団幹部、特に巨人清武代表からこのような持論が出るということは、当然の流れでしょう。ただし、日本の球界の組織は複数に分かれいるので、実現性やまた費用対効果も疑問があります。

中学生あたりで、素人指導者に潰されるリスクは回避されるかもしれません。

しかし、育成にかなりの資金を要するようになるわけで、今のNPBの母体企業では無理でしょう。

いずれにしても、巨人が育成戦略を深く検討していることは確かで、他の球団の希望枠廃止やFA反対など他力本願の制度改革では巨人の先行を止める事は出来ないと思います。

巨人とは違ったアイデアや戦略で戦う母体企業が増えないと面白くありませんね。

少なくとも、古くさい論議ばかりしているドラフトサイトやドラフトファンの考え方は時代の流れに取り残されるだけでしょう。

原理原則・自由、公平、公正に反するドラフト制度や大部分の球団は、いずれ消滅していくのではないでしょうか?
私は、今のところ横浜・ロッテのフロントの動きは特に矛盾に満ちていて、経営自体が維持出来るのかなと疑問視しています。

2008年9月 8日 (月)

機構改革は、進むのか?

報知・プロ野球の12球団代表者会議が8日、東京都内で行われ

10月1日の発効を目指していた新しい野球協約と、コミッショナー

とセ、パ両リーグの3事務局を統合する組織改革は来年1月1日を

めどに作業を進めることになった。

1月23日のオーナー会議でコミッショナー権限強化などの野球協約

改定の素案は了承されていたが、具体的な条文づくりなどに時間が

かかっていた。10月6日の実行委員会で取りまとめ、11月21日の

オーナー会議で承認する見通し。

(一花コメント)

アンチ巨人の根来元コミッショナーの巻いた組織改革は実現するん

でしょうか?

巨人主導の球界から、近代的な組織に脱皮できるんでしょうか?

今後の進展を当プログでは追い掛けていきます。

2008年6月25日 (水)

報知・根来コミショナー回顧録

昨日から根来コミショナー回顧録が報知に掲載されています。

昨日・今日の要旨は次のとおりです。

①コミショナーとは、国の制度でいえば「プロ野球界の裁判官」

と理解していたが、就任後半年もたたないうちに私の理解と

マスコミを含め世間一般のそれとが大きく食い違っていると

知らされた。

②近鉄・オリックス統合問題。その後の西武堤オーナーによる

もう一つの統合発言と1リーグ制の爆弾発言。

その直後の一場問題での3球団巨人・横浜・阪神有力3オーナー

の退陣。

③ファンや世間一般の近鉄撤退反対と1リーグ合体大反対に

球界が腰が引け、もう一つの統合も起こらず選手会も反対。

労使対立の構図へ。

④ライブドアと楽天の参入表明。資産業績等経理専門家の助け

で楽天に軍配。

のちのち専門家の見立てが正しいことを思い知る。冷汗三斗。

コミッショナー批判・夢を語れ、指導力を発揮しろなど。

⑤球団統合や1リーグ問題は、まず連盟内で十分議論すべき

だった。両リーグ会長も見えないところでは努力したかもしれない

が目に見えた活動の証拠のないのは不可解。

渡辺前オーナーの「たかが選手が」の言葉のみ切り取り一部

マスコミが特定人への敵視政策のもと、あげつらったのは

ばかげたこと。

⑥少子化により04年の騒ぎが二度と起こらぬと誰も保証でき

ない。この騒ぎ通じ球界は理屈よりも感情の世界と知る。

⑦明るみに出た新人への利益供与。

⑧ウミは出すべき、全容公表の意見、他球団も同様の事を

おこなっているのではの主張も。

古い事を詮索し、いまの時世の考え方・理念で判断するのは

「愚」というもの。当然警察ではなく、組織内の事情聞き取りで

事実の確定は困難。

調査の権限なく、体制、方法、能力、結果への不服申し立て

方法が備わって、事実が明らかにできる。

種々不備なもとでの調査は対象者の人権を著しく損なう。

選手側が違うと争う手段もない。

他球団も含めウミを出せと言うのは、一般でも嫌疑を抱く

事柄がなければ捜査権の発動しないので、同意できない。

⑨例えば「希望枠は金銭が飛び交う温床。やめるべし」

の世間の意見は当然。

しかし、プロ野球組織内で同調の意見があるのは情けない

ことだ。また色々制限や厳しい罰則を設けないと実効しない

という意見も出る。

⑩球団関係者は「いかなるときも絶対違反しない」と主張する

自信がないのか?

⑪「金銭のやりとりが行われる恐れがあるからやめよう」という

のは自分の球団はしないが他球団はやるのではの危惧。

12球団内のことではないか、そんなに相互に不信感を抱いて

いるのかといいたい。

いかなる場合でも、そういう非違行為は絶対やらないという姿勢

をどうして示せないのか。

⑫楽天のTBS株所有は、どう考えても協約違反。

いまだ未解決。

フジテレビ子会社の横浜株保有は、協約違反には問えない。

⑬パウエル問題

6月まで出場停止は相手が外国人選手では通らない処分と

判断。根拠がなくNPBの選手でないパウエルに対し懲罰的に

受け付けないのは、もしパウエル選手側から損害賠償を

求められたらどうするのかの思いが先に立った。

⑭協約を時代の趨勢に合わせ全面的に改正の必要あり。

そのため野球組織をタイトでコアのあるものにしないといけない。

組織の改正を優先させた。

⑮巨人とドラフト制度

コミショナー就任時反巨人の者は、「読売・巨人の言いなりになるな」

球界改革は脱巨人だとの意見。

4年間で巨人が都合よく振舞っているというのは俗説にすぎないと

知った。

私は、アンチ巨人だがコミショナーとして逆らう手段もなく迎合する

こともありえない。

最近の巨人の意見は、むしろ少数派でとても「支配」に至らない。

かつて強力無比でその人気に依存し、巨人への「ご無理ごもっとも」

という姿勢が巨人支配の印象を与えたのではないか。

交流戦もその残滓だ。交流戦はオープン戦で完結すべきでセパの

リーグ戦優勝への加算は矛盾している。

⑯ドラフトについて

私は、希望枠廃止でも何らかの方法で新人選手に2,3の希望球団

を表明させ、希望しない球団に入ればFA短縮などがよいと考えて

いた。巨人の意見もこれに近い。

大多数の球団はこれに反対で完全ウエーバー制を支持。

取材も来ずに「職業選択の自由などといい完全ドラフト制の理念に

背を向ける一部球団やコミショナー代行は愚かな人々」と

スポーツジャーナリストという人が某新聞のコラムに決め付けた。

今時は、どの会社も入社する者の意向を十分に聞き取り処遇を

考える。

ウェーバーの基準の前年の成績も、優秀な選手がいながらケガ人

多く成績が悪かったり、監督・コーチのせいの場合、優勝しても

下り坂の選手ばかりのケースもある。

意見がまとまらないと承知だったから協議状況は全て公開し、どの

球団がどういう主張したか広く示した。

議論を公開すれば巨人支配の俗説を信じるものもいなくなるの

ではないかと考えた。

どの場面でも巨人の主張は「正論」と思われるところが多い。

しかし他の球団は概して反対又は消極的である。

渡辺淳一氏は、「ドラフト制反対」で「自分の行きたい球団の名前も

言えないのだから、意志のない羊の群れと同じである」

「強いのから弱いのまで個性があり、みなそれに自分の思いを託し

懸命に応援していた。

今のようにチームの戦力が均衡し五分五分では、みな同じで

個性がなく、気持ちのいれようがない」

⑰戦力均衡より、資本力の差を少しでも埋めるべき。

そのような財務的、経済的な話になると各球団は途端に

冷淡になる。

例としてクライマックスシリーズの利益は2位と1位に片寄せだが

下位球団にも分与する。

交流戦をオープン戦で完結させ利益を12球団で分けるなど。

ドラフト制度になると「戦力均衡」が幅を利かすが、戦力均衡の

基盤となる財務の均衡をはかる。

⑱NPBは、日本シリーズ、オールスターを除いて事業主体でなく

2連盟と12球団の連絡会議にすぎない。

コミッショナーには権限も表決権もなく意見を述べるにすぎない。

オーナー会議と実行委員会の二重構造もある。

そこでこの際協約を改正し

裁判官的立場にすぎないコミッショナーをCEOに据え両会議で

審議決定されたことをコミッショナー事務局員を指揮監督して

執行する責任を有したいと考えている。

⑲オーナー会議には最高議決機関とし、中長期的問題を協議。

例えば、アジアの野球をどうするか、有力選手の国外流出を

どうするかなど。

実行委員会は、その結果に応じ具体的な方策を考える。

実行委員会で審議決定したことは全てオーナー会議に上げ

再審議すべきものは差し戻す仕組みを考慮すべき。

両会議の地位を明確にし、コミッショナーをその中心に据え

運営と意見聴取、取りまとめをすべきとしたい。

要するに、コアを欠く組織の中心にコミッショナーを置き

「百家争鳴」の会議を迅速にまとめる役を期待。

コミッショナーの権限を司法→行政にする。

司法は「調査委員会」を設置し、その答申を受け制裁等を科する

仕組みとしたい。

コミッショナーの権限強化ではない。

決定事項の忠実な執行であり独裁・独走を許すものではない。

セパとNPB事務局を統合し経費効率化をすべし。

現状は非効率で人員も重複し財政事情も極めて厳しい。

私がプロ野球と関係がなくなるこのときが絶好の機会。

(一花コメント)

明日以降も連載が続きますが、さすが公正取引委員長の

回顧録です。

公共中立の長は、動けば世論は喜ぶでしょうが反面大きな

リスクを抱えると思います。

だから普通は何もしないのが有能とも言われます。

そういう意味で、組織改正から始めたのが有効かどうか

後々結果は現れるんでしょう。

コミッショナーのリーダーシップを期待する人もいますが

それでは個人依存の体制になってしまう。

万一間違った方向に独走しだした時防波堤がない。

だからコミッショーナーは、お飾り的だったんでしょう。

しかし国際競争もあり、また赤字球団問題もいずれ再燃します。

球団に母体企業がどれだけのレベルの人材を投入しているか

それは、根来氏の回顧を読めば明白でしょう。

全体の長期的な展望を考える組織に改革される事を期待したい

ですね。

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