どうしても、注目は、投手、そして大学・社会人より、高校生に
投手も、野手も、関心が向かいます。
さて、前回は、野球小僧から、評価コメントで特に、強く魅かれた
15名の高校生投手候補を上げました。
15名に含まれない有名な甲府商・米田、東海大三・甲斐
慶応・田村、宮崎商・赤川らも、有望な候補である事は確かです。
しかし、私の場合、まだ皆がそれ程注目していないけれど
飛躍が期待できる候補に、誰よりも先に、手を付けておきたい
衝動があります。
これは、銀行員の本能で、将来性有望な中小企業を開拓する
喜びに通じるのかもしれません。
さて、今回は、同じく野球小僧ドラフト候補のリストの中から
予備軍的な候補をご紹介していきたいと思います。
この冬の成長を春季大会で注目したい候補達です。
昨年は、こういう予備軍のうち、大牟田・阿部と
青藍泰斗・池田がロッテに、常盤大高・菊池が、楽天に
指名されました。
①山形城北:山崎拓也・177・75・左腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「フォーク、チェンジアップ、130キロ台速球で1試合2ケタ奪三振」
昨年夏4試合50三振。
指導者「左腕にしては、制球あり。三振が欲しい場面で取れるのが
魅力。劣勢でも集中力を切らさない粘りが欲しい」
春季大会のスピードアップに注目です。巨人大森スカウトが
注目の候補。130キロ台前半が、後半まで伸びるかどうか。
②山形中央:梅津寛樹・181・74・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「昨年夏三振を奪う抑え役。腕のしなりと低目の伸びが魅力」
「MAX143キロ、1年から20キロ以上アップ」
指導者「ストレートは打者から見にくく伸びがある。
肩に柔らかさがあり、可動域が広い。課題は変化球の
腕の振り、ピンチに動じない不動心がほしい」
巨人・大森スカウト注目の候補。
(高校野球小僧2008夏号評)
キレのあるストレートが自慢の快足右腕。
しなりのある腕の使い方は西武・岸を彷彿とさせる。
指導者・変化球の精度も高く、シュートとフォークを覚えて
投球の幅が広がりました。
バネと柔らかさは非常に良いものを持っていますので
あとは体力の向上が課題。
(一花コメント)
開幕号と夏号で、指導者コメントの変化に要注目です。
変化球の課題をクリアしつつあることを示してますね。
こういう冷静な指導者の分析、大いに参考になります。
個人的には、もうバリバリの巨人願望候補です。
③東海大山形:赤間 謙・180・75・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「MAX143キロの手元で伸びるストレートが武器。
中学時代シニア東北大会優勝。」
指導者「最大の武器は、打者の手元で伸びるストレート。
胸元に投げるコントロールも持つ。上半身の強さも光る。
課題は変化球のコントロールと気持ちの切り替え。」
巨人大森スカウト注目の候補。背筋力:230、遠投:105
(高校野球小僧2008夏号評)
140キロ台のストレートを武器に攻める右腕。
抜群のボディーバランスから剛球を投げ込む。
指導者・打者に向かっていく気持ちが素晴らしい。
上半身のバランスに優れ、そこから伸びのあるボールが
生まれる。下半身の筋力が向上するとさらに飛躍するはず。
(一花コメント)
梅津と比較してきました。
現時点で梅津の方に魅力を感じます。
④三和:石崎剛・180・76・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「無名公立校の快腕。
無理のない身体の使い方からMAX144キロの注目株。」
指導者「ヒジより先の筋力に優れ、手も大きく球を押し出せる。
外角低めに出し入れのコントロールあるが、投球術が必要。
セットで体の開きが早いのが改善点。」
背筋力:200、遠投:110
(高校野球小僧2008夏号評)
茨城屈指の右腕。しなやかな腕の振りから繰り出す最速144キロ
のストレートとキレのあるスライダー、落差あるカーブで打者を翻弄。
昨年夏県大会で2年生エースとして3試合先発、シード高常盤大高
に善戦。体の使い方上手くしなやかな投球フォームで故障と無縁。
恵まれた才能を生かし強豪校に挑む。
(一花コメント)
昨年の高校野球小僧の茨城地区のトップ評価が常盤大高の菊池で
私は育成候補の一人に上げていました。
静清工の前市岡と菊池が夏の予選を勝ち進み、最後は菊池が楽天
の指名を受けました。
そして今年の茨城地区のトップ評価が石崎です。
もうバリバリのドラフト候補になりました。
⑤専大北上:大和田翔平・185・74・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「伸びのあるストレートが魅力。制球に少し難あるが
長身から角度あるMAX141キロ。球速以上に体感速度がある。」
指導者「走りこみでスタミナ十分。いつも冷静で自分の投球をする。
もう少し周りが見えるようになればいい。
下半身を鍛えていきたい」
(高校野球小僧2008夏号評)
長身から投じられるストレートは球威抜群。
140キロ台と球速も成長中。
⑥市柏:松村直弥・187・79・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「150キロ超え期待。制球今一つ。MAX144キロ
抜群の地肩に頼るスタイルから、どこまで力抜けるか。
腕が叩ける投手。」
指導者「何よりスピードが魅力。長身ながらバランスよく速い球を
投げる才能がある。真面目な努力家。
相手に向かう気持ちと、立ち上がりの制球が課題。」
大きく化ける素材として、昨年から注目してきました。
(高校野球小僧2008夏号評)
長身から腕を叩くタイプの投球フォームで最速145キロの
ストレート、スライダー、カーブを投げる。
関東大会で試合巧者の日大三を牽制球で3回も刺すなど
8回まで無失点に抑える好投。下半身に疲労があるはずの
9回のピンチには相手が仕掛けたスクイズにダッシュよく反応し
グラブトスしてホームで間一髪アウトにするなど投手に要求される
細かい部分も成長を感じさせる内容。時折制球難が顔を出す。
(一花コメント)
総合力が向上したようです。あとは制球をどうみるかのようです。
⑦桐生市商:田面巧二郎・175・75・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「ピンチに動じず137-142キロ、本気なら13-14三振。」
指導者「ストレートに球威・変化球にキレあり。制球も安定。
スタミナ十分。あとは、物事への執着心が欲しい」
(高校野球小僧2008夏号評)
本格派の好投手が目立つ群馬にあって、とりわけ目を引くのが
田面と沼田・小野。145キロに球速アップしたストレートと
超高校級スライダーが魅力。
春の県大会準々決勝で強打の前橋工から毎回の13奪三振。
しかもスタメン全員から奪う快投。好調時には対応困難。
(一花コメント)
群馬地区トップの扱いです。
昨年から、ずっと注目してきた右腕です。
成長コメントが明確ですね。
⑧高崎健康福祉大高崎:菊池飛雄馬・180・80・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「1年生で140キロ。タテ・横のスライダーにカーブも駆使し
奮投の本格派。昨年夏故障」
名前の通りで、巨人の星みたいで、昨年から注目の候補。
故障の状況がどうか気になります。復活して欲しいね。
(高校野球小僧2008夏号評)
昨夏以降登板のなかったが丸子修学館(長野)ら強豪との
練習試合で快投を連続するなど復調の兆し。
(一花コメント)
彼も田面同様昨年からの注目候補。
復調でどこまでスピード、キレが戻ったのかです。
⑨久慈東:中村智哉・180・73・右腕
この候補は、野球小僧でなく、ドラフト逸材図鑑記載の候補の中で
私が、最も魅かれた候補です。予備軍というより、候補に限りなく
近い候補です。
図鑑評「現段階ではMAX138キロだがコントロールが良く
手元で伸びがあり、両コーナーの出し入れが出来る。
また、変化球も多彩で特にツーシームに自信を持つ。
狙って三振が取れる投手。打っても4番、将来性大」
(高校野球小僧2008夏号評)
春の県大会から一気に名乗りあげた。
3位決定戦・高田戦10安打2失点と粘り強さも目を引く。
大会中に自己最速141キロ、心身共に成長。
夏までの伸びにも期待だ。
(一花コメント)
とうとう野球小僧でも取り上げられました。
私は、打たれ方に注目してます。
上記の粘りの投球は、一つ注目したい点です。
もう今年の投手の願望候補ですね。
⑩木更津総合:田中優・175・72・左腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「勝負球のタテのスライダーは、超高校級。左打者の外角を広く
使えてカーブも手強い緩急に。勝負度胸あるが、エースは辛抱が
必要」
(高校野球小僧2008夏号評)
テンポのよい投球術が持ち味。
関東大会決勝の横浜戦で被安打4、奪三振9、最速136キロ。
変化球もカーブとスライダーの2種類だが最大の武器は制球力。
右打者にはストレートで内角を突き、左打者には外に逃げる
スライダーで凡打の山を築き、あの横浜打線に三塁を踏ませず。
県大会決勝では千葉経大付を相手に無安打無得点試合を達成
するなど、大一番で大きな仕事をやってのけるハートの強さも◎。
(一花コメント)
左腕なんですよね。
今年は左腕候補豊作だけに、あと少しスピードが欲しいです。
夏の予選に注目。
⑪金沢学院東:松田翔太・180・67・左腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「MAX141キロの快速左腕。ストレートだけでなく多彩な
変化球あり。スライダーとの緩急で9連続三振を記録
細身だがパワーあり」
指導者「十分な胸の張りから、腕のしなりがある。
軸足で立ったときの姿勢がよく体重移動がスムーズ。
何にでも対応できる運動センス。
課題は、ストレートの回転数を上げることと緩急」
(高校野球小僧2008夏号評)
石川県には最速140キロ台速球派が目白押し。
プロ注目の最速141キロ左腕。スライダー、スローカーブ
パームボールなど変化球も多彩。
しっかり胸を張り腕のしなりを最大限に利用した柔らかな
フォームからストレートと変化球を投げ分ける。
球威のあるストレートとスローカーブのコンビネーションは
多くの強打者を翻弄するだろう。
(一花コメント)
彼も石川地区トップの扱いです。
この候補予備軍の中では、上位だと思います。
⑫金沢桜丘:檜彰宏・178・73・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「抜群の身体能力で昨秋140キロ台の伸びる速球を獲得。
力むとスライダーが浮くのが課題。」遠投120、50m6秒0
指導者「常時135キロ、マウンド度胸もある。バッターとして
長打力があり、三拍子揃っていて、どのポジションもこなす」
投打でもう少しレベル上がれば、下位候補で指名されそうな
タイプです。
(高校野球小僧2008夏号評)
最速143キロを誇る本格派右腕。
遠投120m、50m6秒0と高い身体能力が魅力。
135キロ前後のストレートと切れるタテスラ、チェンジアップなど
のコンビネーションで攻める。
ピンチに動じないマウンド度胸にも定評。
(一花コメント)
年始はもう少しレベルアップの感でしたが、最速143キロとなると
身体能力とマウンド度胸というのが魅惑的ですね。
夏予選に大いに注目したいです。
⑬愛知・伊藤啓太・180・76・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「多少の死球は恐れず内角攻めに徹する本格派。昨年夏
135キロマーク。140キロ必至。」
⑭島田商・小椋大介・183・70・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「細身ながら地肩の強さとボディバランスの良さが光る右腕。
良い時のスライダーは、手が付けられないキレがある。」
指導者「長い腕をしならせる130キロ後半のストレートとタテの
カーブとスライダーがいい。向かっていく性格はプロ向き。
体重増やし下半身を鍛え、体重移動と球持ちを長くすれば
常に140キロ台が投げられる」
(一花コメント)
こういう候補好きです。まだまだ伸びしろありです。
いい時のフォームのチェックさえ出来れば、あとは体作りです。
高校野球小僧2008夏号には記載なく、気になります。
⑮享栄:八木亮祐・179・70・左腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「故障の時期続き無名。好調時の速球のキレは、高校生には
対応困難。しなやかな腕の振り、肩・ヒジに天性の柔らかさ。」
指導者「負けん気強く、向かっていくピッチング。
集中力持続が課題。走力あるが、下半身に比べ上半身が弱い。
この冬は、内転筋強化と上体を主に強化。」
(高校野球小僧2008夏号評)
球速以上に速く感じる球のキレ。肩、ヒジの柔らかさ抜群。
冬の走り込みで130キロ中盤→141キロまで球速アップ。
(一花コメント)
今年は左腕が豊作。
指名されるかは、故障がちな点をどう判断するか・・・。
故障対策は、フォームなのか、基礎体力なのか・・・。
⑯横須賀:福谷浩司・182・80・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「愛知県内有数の進学校から現れた逸材。MAX143キロ。
打者では通算15本塁打。
馬力抜群の体躯からの投球と制球が両立した
実戦性の高いもの。」
指導者「ストレートのコントロール良くフィールディングや
牽制もうまい。スライダーのコントロールが課題。
考えすぎるがプレッシャーには強い。
全体的なレベルアップ必要。」
(高校野球小僧2008夏号評)
中学時代は打撃で鳴らし、数々の有力校から誘いを受けたが
最終的に地元の進学校に入学。その後のびのび成長し
最速143キロ、通算15本塁打以上。
182センチの長身で瞬発力があり、スタミナも豊富。
身体能力の魅力だけでなく、フィールディング、牽制もうまい。
スライダーの制球がつけば、もっと楽な投球ができる。
(一花コメント)
唐川同様、こういう投手はプロで正しい指導を受ければ吸収が
早いと思います。これで頭脳明晰なら魅力満載ですね。
⑰大体大浪商:宮川将・183・85・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「野球はじめて投手一筋。恵まれた体格からMAX141キロ。
フォークの効果持つタテのスライダーは必殺もの。腕の振りが
130キロ後半の速球と同じ」
指導者「球のキレが何よりの武器。大柄でもバランスがいい。
マイペースなのはいいが、時にはペースを崩して頑張ることも必要。
連投でもいける体力強化中。」
(高校野球小僧2008夏号評)
南大阪では宮川が頭一つ抜けている。
しなやかなフォームから回転の利いたストレート。
夏次第でドラフト候補。
(一花コメント)
これも、ブレイク可能な予備軍というより立派な候補です。
好みで言えば、もっとインパクトのある評価が出るようになれば
プロで成功すると思う。現状は、無難な評価です。
⑱邇摩:森田誠也・177・72・左腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「ガン計測130キロ後半が体感は140キロ台の速球左腕。
力の投球が魅力。」
⑲県和歌山商:館山淳・184・74・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「MAX141キロのストレート、変化球ともにキレのよさ光る右腕。
大型でも投手らしい柔軟性」
指導者「ボールにキレあるのが長所。マウンド度胸も武器。
変化球の制球が課題。下半身を強化していく」
(高校野球小僧2008夏号評)
力みないスリークオーターからスピンのきいたストレートは最速143キロ。
キレの備わった110キロ台のスライダー、100キロ台のカーブ。
マウンド度胸も抜群。
課題をあげるなら変化球の制球力か。
下半身の筋力上がれば球速面、安定感の上でもさらなる飛躍。
⑳大産大付:大田浩史・176・75・右腕
(高校野球小僧2008開幕号評)
「MAX143キロのストレートとキレ味鋭いスライダー。
ピンチにも動じない精神力」
指導者「エラー絡みで崩れる事がない。
スタミナ十分で終盤でも球威が落ちない。
ランナー背負った時の制球と、連戦を投げきる体力が課題」
21・西京:田中皓士・184・74・右腕
(野球小僧評)
「140キロ台にパワーアップ。指先感覚、制球力好素質。」
(高校野球小僧2008夏号評)
最速148キロのストレートにフォーク、タテスラなど5種類の
変化球を操る。
リリースポイント高く打者から実に見づらい。
秋から春にかけ、左打者の内角への攻め方に磨きがかかった。
22・長崎南山:松村勇二・180・60・右腕
(野球小僧評)
「すでに140キロ台クリア。筋肉不足。体力作りを」
23・鹿児島実:岩下圭・182・82・右腕
(野球小僧評)
「昨春140キロ台マークした本格派。大器は時間をかけて。
今季は実戦経験の年」
【平成20年6月30日更新】
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